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2007年10月 1日 (月)

旅先の映画 : バンコクの映画館

20070628100542

最近は、国内でもタイ映画が時折上映されるよう
になってきたが、それでも一般上映されているの
は大都市ぐらいのものであろう。僕のように南西
辺境州(人口は必ずしも僅少ではない)住まいの者
には完璧に無縁だ。
でも、国内・外のネット・ショップで最新のDVD
を購入し、観ることは出来る。日本語字幕はない
けれど。

亜細亜を旅する旅行者にとって、バンコクはあっ
ちこっちへ飛ぶための起点となる場所で、勢い滞
在期間は少なくても滞在回数は多くなる。
僕は九十年頃からバンコクを利用するようになっ
たが、最初に観たタイ映画って如何なものだった
か全然覚えていない。
大抵日本より上映時期が数ヶ月あるいはもっと早
い洋画を沢山観たけど、やはりタイの映画が観て
みたくMBKやワールド・トレーディング・セン
ターWTCに頻(よ)く通った。

その頃は僕の定宿と化していたTT ゲスト・ハウ
ス、それが高速道路建設計画のため潰され、TT2
ゲスト・ハウスに替わったが、シープラヤ通りを
越え、スリウォンからシーロムに出る途中の、ニ
ュー・ロードと平行に走る脇道(ソイ)に、<ワーナ
ー・タワー>という小さなシネマ・コンプレックス
が在った。
偶然散策の途中に発見したに過ぎないんだが、こ
んな人通りの少ない場所に何故こんな建坪は狭い
けど映画のコンプレックス・ビルが在るのか不思
議であった。
エレベーターで上階の上映館に向かうんだが、
一階のフロアに缶飲料の自動販売機が一台置いて
あって珍しかったのを覚えている。瓶コーラが8
バーツ、缶類は12バーツ。
嘗てはその辺りでも客は来たのだろうが、当然幾
らもしない内に無くなってしまったようで、名前
の割には小じんまりとしていたので、今では何処
に在ったか見当もつかない。

マー・ブン・クロンMBKには改装になる以前、
一階の奥にも映画館があって、その前に冴えない
レストランも付設されていた。
映画客が時間待ちするには頂度良く、僕も時々使
わさせて貰ったが、そこで頻く坊主頭のレズみた
いな娘達が如何いう訳か決まって美形の制服の女
子高生といちゃついていたりして、小さな娘連れ
父親が後ろのテーブルで眼を皿にしていたもので
あった。
改装前は如何見たってMBKの映画館は、伊勢丹
の入っているWTCの映画館に比べて貧相ではあ
った。けど、改装後は、完全に立場が逆になって
しまって、果たして今現在如何なのだろう。
若い連中は敏感で、下の階ではいざ知らず、最上
階全部を若者向けにレイアウトしたシネマ・コン
プレックス・フロアは制服姿の女学生からミニ・
スカートの娘達や男子学生達で溢れかえっていた。

が、上映されている映画は大半がハリウッド製で、
タイ映画は僅なものであった。
90年以前は如何だったか知らないけど、学園物や
若いチンピラ物ばかりで敗色一方だったのが、<
ナン・ナーク> 辺りから俄然盛り返し、お国柄
もあるのだろうが < スリヨ・タイ > なんかは学
校から大挙して観に来ていた。
それでも、僕が最後にバンコクを訪れた時でも、
タイ映画は殆ど上映されてなく、一体何処で上映
しているのだろうと不思議で仕方がなかった。

華僑系も多いので香港・中国映画なんかもときた
ま見掛けるが割合は知れている。
それでも、アンディ・ラウとサミー・チェンの日
本を舞台にした < 痩身男女 > ダイエット・ラブ
を観た時、メー・キャップしたデブな身体からす
らりとした本来の体型に戻ったアンディ・ラウが
画面いっぱいに姿を現わすと、
「ウォーッ!」
と、観客の娘達の少なからずから訳の分からぬ溜
息とも賛美ともつかぬ声があがった。アンディ・
ラウはそんなに人気があったのかと驚いてしまっ
た。ハリウッド映画上映中に、どんなスターが画
面に出たからって、そんな声聞いたことがない。

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