ショッピング・センター・ソリア カンボジアの新しい波(3)
2003年3月のカンボジア・プノンペン訪問時、リアル・タイムに変貌するカンボジアを目の当たりにし、それはしかし、西洋化・近代化をばかり意味していて、シアヌーク・フンセン等の権力筋が今後如何なる方途へ赴くかもう先が透けて視えてしまった。それでも、全体的に生活レベルが以前よりは確実に上がったのも事実で、なけなしのものであってもそれはそれで喜ばしいものであろう。
プノンペンにやって来て何日かして、中央マーケットの脇道を少し行ったところに、突如六階建てのショッピング・センターが聳えていた。
"SHOPPING CENTER SORYA 蘇利亜購物中心"
最初何の建物か知らずに入り、資生堂のコーナーがあり、エスカレーターもあり、端にエレベーターまで設えられている事に驚きながら、他の若い娘達と一緒にどんどんと昇っていった。
皆エスカレーターなんて初めてなので、キャーキャー、ワーワーとはしゃぎ、亦ある者達は怪訝な眼差しでエスカレーターを睨め付けすごすごと階段の方に廻っていた。さしずめ、プノンペンのアメージング・パークといった趣きで、彼等を眺めている方がてんで面白い。バンコクのスカイトレインが出来た時もこんなだったか、地方からわざわざ一家でやって来て自動改札を通りドキドキワクワクしながら天空を走る乗り物に興じたのと、あるいは千葉のくせに東京なんてインチキ商標を冠した初お目見えのデズニーランドとやらにはしゃいだのと同様に。
六階はまだ内装工事中であったが、五階にはタイ並にフード・コートすら備わっていた。タイと同様クーポン券方式。麺やライス物、ステーキ、日本食コーナーまであった。やはり日本食が一番高く、4000R~8000R(リエル)もし、8000Rはニギリ。それでも、娘達が五、六人並んで居た。(1$=3947Riel)
三階には"BB WORLD"が入っていた。一階にもスーパー・マーケットが広いフロアを占め出店の準備をしていた。六階はシネマ・コンプレックスは先ず無理として映画館一軒ぐらいは出来る広さだけど、ゲーム・センターでも出来るのだろうか? CD・DVDを並べた店舗も多く並んでいた。ある店で、タイのバード・トンチャイとチンタラーのデュエットのビデオが流れていた。
五階の窓からプノンペン市内が一望でき、皆窓に貼付いていた。遠くの方に三つばかり固まって高層ビルが立っていたが一体如何なビルなんだろう。私事だが、このフードコートで食べた何かと思うのだが、それ以来ずっと下痢が続き、結局予定を大幅に切り上げ、バンコクに戻り、ゼネラル・ホスピタルに急行。寄生虫か細菌性と診断されてしまった。寄生虫・・・
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