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2008年8月12日 (火)

タイの泡沫的歌星(アイドル) ローズマリー 

  Rosemarie

  タイのサイトを観ていると、又初めて聞く名のアイドルが登場している。
 試聴があれば、一応は聴いてみるものの別に特に如何と云うこともないのが殆ど。ブア・チョンプーやプロイなんかは現在如何なったろう。稀にYOUTUBEや音楽サイトで観はするが今ひとつ。モメイなんてデビューの時はちょっとコミカルな曲が悪くはなかった。テレビでそのモメイのミュージック・ビデオを観た隣国カンボジアの首府・プノンペンの娘に「あ~、バンコクに行ってみたい・・・」と嘆息させしめた"ゴジラ"なんか。嘗て「改革開放」直後の中国で、娘達が香港のバンド・ビヨンドを自由と幸せの息吹の如くに想いもてはやしたのと同様、憧れを抱いたのであろう。にも係わらず、その後のモメイのアルバムは何時聴いても詰まらぬ曲ばかり。

 そんなチョンプーやプロイは現在でも活躍してるらしいが、そこまで行けなかった泡沫的なアイドル、二人ほど記憶に残っている。(実際には、今でもそれなりに活躍しているのかも知れないが・・・)
 
 タイの音楽界って可成りイージーで、アルバムのタイトルも、歌手の名をそのまま持ってきたり、《ローズマリー》マリー・ローズなんて常套パターンだろう。そのマリー・ローズのカセット・テープを買って宿のドミトリーで聴いてみた時、その何とも形容しがたい代物には殆ど腰が抜けかかった。ヌメ~とした声に、更にそれが時折裏返って凄い声になる。ところが、音程をそんなに外す訳でもなく、曲自体は何か特別な事情(情実)でもあるのかと訝(いぶか)ってしまうくらいに悪くないのだ。タイの土俗的な、土とメナム、排気ガスと運河の勾りとやらがむせ返ったような産物。
その一種、シュールなくらいの土俗的な凄みに、途中でゴミ箱に放り込むことなく最後まで聴いてしまった。
 可愛い娘ちゃんが下手な唄でCDレビューするのは分るが、別に美人とも特に可愛い(ナーラック)とも思えない娘に、観ようによっては三十歳代にも観える普通のやや整った容貌の娘に、何故こんな好待遇デビューなんだろうか。
 あのナットですら、何枚もアルバム出していても、せいぜい一枚に少しは気の利いた曲が一、二曲入っているだけで後は凡作ばかり。そういう意味では、確かにナットは好い曲に恵まれないアイドル歌手ではある。だから、何故、こんなローズ・マリーばかりが二枚続けてそれなりの曲が一杯入っているのかさっぱり理解出来ない。よほど事務所が総力を挙げて売ろうとしたのだろう。Genie  Recordから出したCDのカバーは彼女の唄からして不似合いなぐらいに違和感のあるナウいデザインで、当時まだ開業前だったスカイ・トレイン(モノレール)が殆ど完成した線路で撮った写真を使っている。髪も短髪にし、腕には大きなGショックの腕時計、耳にはウォークマン用のコンパクト・ヘッド・フォーン。確かに、その頃MBKで、買って一週間もしない内にメッキが剥げだすカラフルなベビーGなんていっぱい売ってましたね。

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