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2008年12月24日 (水)

エジプトの飲物  旅先のチャイ

  Egypt2

   エジプトは、首府カイロと遺跡の町ルクソールの二都市しか行ったことがない。

   ナイル中流のルクソールは観光の町で、僕が訪れた前年、西側の団体旅行客だったかイスラム過激派に襲われ多数が殺害された事件もあったけど、町自体はのんびりとした旅行者には居易い場所であった。
 一方、首府カイロも歴史もあって観るべき処多々だが、如何せん肝心の泊まる場所=安宿の居住性が最悪で、インドなんかの比ではない。評判の必ずしも芳しくないボンベイ(ムンバイ)の安宿ですら、砂漠の果てで漸く見つけたオアシスに見えてしまう。全体的に旧く燻み老朽化も進んでいるカイロの街の有り様からして、安宿が居住性好い訳もなく、あれから十年以上過ぎた現在でも事情は変わらないと思う。

 他のイスラム・アラブ諸国に較べても、エジプトは飲物の種類が多く豊富で、最初驚いてしまった。本当は全部試してみたかったのだが、カイロの安宿事情の故でそれも適わなかった。
 エジプトにもチャイ(シャイ)が有り、カイロの安宿のすぐ近くのタラート・ハルブ通りに面したグランド・ホテルの脇に三軒ほど固まった一角のチャイ屋(カフェテリア)でよく飲んだ。グラスになみなみと注いで運んできてくれ、最初から沢山砂糖が入っていて甘い。50Pt(ピアストル)。リプトンティーは60Pt、トルココーヒーは75Pt。
 只、グラスの底に茶屑のような粉末状の物が沈殿していて、一体何なんだろうと怪訝に思っていたら、ある時イスラム地区にある150年以上の歴史を持つチャイ屋の老舗Al hishawyに入ってみようと漸く辿り着くと、白人の団体で溢れていて、さすがにうんざりし入る気も萎え、隣のチャイ屋に入ってチャイを注文した。と、チャイグラスに茶葉の粉末を入れ、その上からパキスタン風のホーローのチャイポットから白湯を目一杯注いでくれ、やっとその謎も解けた。
 
 三軒並びの一番手前の"アンダルシア"によく通ったけど、一番最初に目を引いたのが、長めのグラスに入った濃いオレンジ色の飲物"バホモス"。中に唐辛子が混ぜてあり、小皿にライムも一緒に添えられていて、辛くて甘酸っぱい。底にひよこ豆(チャナ豆)が沈んでいて、長いスプーンで掬って食べる。味は悪くない。底のチャナ豆がつまみ替わりにもなって、結構飲んだ。

 紅いハイビスカスのカルデア茶も派手で目についた。
 ルクソールでは店頭に干したハイビスカスをあっちこっちで並べて売っていた。砂糖を入れて飲む。

 白くどろっとしたサフラップ(サハラブ)もルクソールでよく注文した。何故か懐かしい味覚を覚えたら、どうも葛湯ってことらしかった。ゴマがふりかけてあって、甘く飲み易い。後、カイロの"アンダルシア"でも試してみたが、1.5£E(エジプト・ポンド)も取られた。嫌に高いなーと訝しんでいると、口の広いコーヒーカップのサハラブの上にバナナの薄切りがいっぱい載せられ、トッピングのナッツの量も多いものが運ばれてきた。高級あるいはスペシャル・サハラブといったところだろうか。

 これは一回飲んだだけと思うが、黄色の独特の味のするハネスあるいはアネスという砂糖入りの飲物。ヘルバと呼ばれているものと同じなのだろうか。エジプトのチャイ屋・カフェテラスには上記以外にもまだまだ色んな飲物があって、水煙草と一緒に飲む珈琲もある。トルコ・シリヤではアラビック珈琲何度か飲んだが肝心のエジプトではそこまで行けなかった。残念。

Egypt

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