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2013年6月16日 (日)

サッシー=指原莉乃は平成末アイドル界の怨魂・菅原道真それとも革命娘? (1)

Sasiko4


 聖子や明菜、アムロや宇多田ヒカルなんかのいわゆるポップ・アイドルって嫌いじゃなかったけど、大穴・万馬券的一大青天霹靂的没発としてすっかり話題になった今回の《 AKB48総選挙 》、かの《 9・11 東北大震災・福島原発事件 》の主犯であるはずが杳として今だにその責任の一片だに取ろうとしない半世紀支配政党=自民党の亡国・売国的支配を可能ならしめているニッポン的愚昧・悪辣たるバーチャル民主主義の金字塔"議員選挙"には金輪際歯牙にもかけないぼくですら、つい後半あたりから観てしまった。
 何しろ《 総選挙速報 》とやらで大方の意表をついて、"平成末の菅原道真"と呼ばれ騒がれたサッシーこと、指原莉乃が、なみいる可愛的華麗的トップ・アイドルたちを押しのけてトップに躍り出たってことで、普段AKBやアイドルなんかに興味のなかった人々の関心をも集め、いやが上にも盛り上がっていた。


 刻々と告げられるピラミッド的ヒエラルキー( シングルCD参加人員選抜であってみても )の番付にゆらめく居並んだアイドル娘たちの、順位結果に一喜一憂してみせる緊張と感情的起伏がハイビジョン画面に映し出され、間違っても投票した訳でもないはずのぼくも、つい些かの昂奮と緊張を覚え観入ってしまった。
 日本中が固唾を呑んで注視したクライマックス、3位の発表の際のAKBのトップ・スター大島優子と速報トップの指原莉乃がそれぞれの思惑と感情を発露させた姿、『エ~ッ!』とばかり二人とも手で頭を抱えるようにした仕草は笑わせた。基本的には意表をついた速報結果の時と同じ反応で、とくにサッシーのは押し隠そうとする嬉しさ、恐れと不安、戸惑いが綯(な)い混ぜになった呻きに近いものだった。そして、3位の渡辺麻友のスピーチが終わってついに2位の発表に入ると、大島が半身を前に倒し祈るような姿勢をとりながら、苦笑混じりにふと何か口走った。
 『 やばいかも・・・』あるいは『 危ないかも・・・』
 大島の脳裏に、速報の出だしだけの気まぐれ順位だった(と大島や他のメンバーや世間の大半がそう決めつけ、思い込もうとした)はずの速報結果が、ぐ~んとのっぴきならぬリアリティーをもって立ち現れ、『 ア~ッ! これはひょっとして・・・』という悪い予感が走ったに違いない。

 
 YOUTUBEのAKB関連の映像をチェックしてみたら、大島優子=指原莉乃という括りの対立構図が結構あちこち散見され、他のメンバー同士には余り見られない現象でもあって、少なくとも指原莉乃の側からは、冗談めかして韜晦はしているものの、否、半分以上は本当に冗談なのだろうが、残った最後の一分はどうにも本心=本気なのが透けて見えてしまってる。( 結果論だろうが )
 ことある毎にサッシーは、大島との絡みで、トップ(彼女たちの言葉ではセンター)取りをドサクサ紛れにではあっても宣言していた。大島にとっても、他の誰にとっても、単なるサッシーの十八番=ジョークの類としてしか受け取られず聞き流されていた。恐らく、サッシー本人すら、あくまで自身の到底叶わぬ夢の、ならばせめて言葉( 放送作家の作ったシナリオであっても )として発することで充足しようとしたドサクサ紛れの代償行為以上のものとは考えてなかったのかも知れない。


 しかし、サッシーこと指原莉乃、事実的に今までの総選挙で毎回順位を大幅に上げ続けてきていて、客観的にその軌跡的慣性から考えても、その勢いを押し留める要素がなくむしろ勢いづかせる要因ばかりなので、決して今度のトップ当選、さほど奇異でも不可解なものでもない。おまけに、既に速報で2位と大差でトップにつけていたのだから。
 正に、彼女の"ヘタレ"やなんかのキャラクターのイメージと、スーパー・スター大島優子や前田敦子の跡を継ぐ存在として不動の地位にあるらしい渡辺麻友を絶対視した故に犯した思い込み以外の何ものでもない。( "異端児"サッシーの活躍・影が大きくなればなるほど、その思い込みは一層強くなってしまう )


 AKB48だけでなく平均年齢の一番若い博多のHKTすら、かならずしも皆が皆可愛いかったり美人であったりしている訳ではなく、むしろそんな可愛的美麗的娘は少ないといっても過言ではない。これまでAKB48のトップを競ってきた大島優子と卒業生の前田敦子ですら、その範疇に入るにしてもソコソコのレベル。要は、"魅力"度( 容貌・容姿と相乗するものではあっても )と、後はこのAKBグループ独特のファンに直に接する"握手会"なんかでの対応らしい。
 だから、その範疇には入らないものと認知されているらしい、否、当の本人自身すら自虐的に認めて憚らない指原莉乃が、"根性"とは無縁のすぐ弱音を吐いてしまう"ヘタレ"振りを臆面もなく露わにしつつそれをコミカルなものにしてしまう等身大の魅力・親近感を他のメンバー以上にメディアで発揮し、且つ、プロデューサー的な裏方的な仕事をも確実にこなしてきたらしい実績故に、着実にファン=票数を獲得できたのだろうから、何らとやかく因縁をつけられる筋合いのものではないはず。


 基本的にCD一枚=一票という。ある中国の彼女の熱烈なファンが、可成りの数のCDを買い込んで投票をしたというエピソードもあるらしい。いよいよ国際化し、次の総選挙には外国勢すら選抜メンバーに食い込んでくるかも知れない。今のところ上海とジャカルタ( 台湾にもあるらしいけど未発状態 )だけのようだけど、以前、秋元康がサッシーに、HKTをうまく育てあげられたなら、その次はモスクワにでも行って貰うなんて戯れ言めかして口走っていたのが、今度の総選挙結果や躍進しているらしいHKTを見るにつけ、案外現実のものになるのもそう遠い先のことではないのかも知れない。秋元康のプラン=夢は、むしろこれからが勝負なのかも。


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