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2014年7月12日 (土)

リョサ「悪い娘の悪戯」のドラマ化

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 一昨年このブログでも紹介したペルーの作家リョサの《 悪い娘の悪戯 》( 邦訳・八重樫克彦・由貴子〈 作品社 〉)、一読しただけで映画にするのにもってこいの造りだと思ったけど、ようやく最近メキシコ・コロンビアのテレビ局が協同でシリーズ化してドラマ作品にするプランが浮上していたのが、急に頓挫したらしい。理由は定かでないけど、向こうの有名スターが出演することになっていたという。残念。それが実現していたら、ひょっとしてNHKの衛星くらいで放送される可能性もあったろう。

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 もっとも中国では、早くからテレビ・ドラマじゃなく、舞台の方で演劇( =戯劇 )作品として幾度も上演されていたようだ。リョサの《 悪い娘の悪戯 》は2006年の作品だから、実際はひょっとしてもっと早い時期にも演劇化されていた可能性もあるけど、ブログ見ると2011年に既に姜文、コン・リー、章子怡等のもはや大御所的な映画スターたちを輩出したことで知られる北京の有名な《 中央戯劇学院 》が、同校のものらしい東教学楼黒匣子劇場で上演していた。この劇場は100席の小劇場で旧いものを改装したという。
 この公演での編劇が陳小怜となってるけど、それ以後、他の団体であるはずの《 北京人民芸術劇院 》の同じ《 悪い娘の悪戯 》公演の際も陳小玲・編劇となっている。

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 中国でのタイトルは《 壊女孩的悪作劇 》。
 「壊女孩」は、悪い娘で、性悪娘や不良娘ってとこだろうし、「悪作劇」はいたずら。
 2012年からは、《 北京人民芸術劇院 》=“人民芸術実験劇場”演出公演が現在まで続いていて、今夏も七月の広州公演、八月の上海、北京公演とずらり日程が組まれている。壊女孩・リリーと好男孩・リカルドとの数十年に渡る数奇な恋愛譚をたった100分に凝縮した陳小玲演出。出演者の殆どがこの劇院の九十年代生まれの若手ばかり。
 “智利小姑娘”莉莉( チリ娘リリー )には、今やテレビ・映画でも活躍しているらしい藍盈瑩 ラン・インイン( 中央戯劇学院卒業生 ; 1990年生まれ )、のっけからペルーは首都・リマのマンボ大会から始まるのか、真っ赤なドレスでマンボを踊るシーンもあるようだ。ダンスは他のメンバーも専門家の訓練を受けたようで、躍動感溢れるシーンは売り物の一つらしい。 
 勿論、他の国でも演劇化されてるかも知れないが、この国ではどうなんだろう。

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