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2014年11月 9日 (日)

大伯公・千字票 “ 福而有徳千家敬 ”( 旅先のグッズ )

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 二十世紀最後(1999年)の正月はマレーシアの首府・クワラルンプールのチャイナタウンで迎えた。イスラム国なので丁度ラマザーンの時期に当たり、日中でも中国系・インド系は無関係なので堂々と普通に食事は摂っていた。マクドナルドやマリー・ブラウンなんかのファースト・フード店でも、マレー系の従業員たちは、非イスラム系の中国系やインド系あるいは外人客にせっせとメニューを運んでいた。
 大通りのトゥン・H.S・リー通りに道教の関帝廟やヒンドゥー教のシュリ・マハー・マリアマン寺院がケバケバしく鎮座していて、新年だからなのかタルミナドゥー出身が多いらしいインド系の家族連れなんかが南インド独特のドラヴィタ様式のカラフルな寺院の門を潜っていた。

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 コタ・バルが洪水ってことで行けなくなり結局マラッカに下ることになって、それじゃゆっくりと今はどうなっているのか、ひょっとして再開発され跡形もないのかも知れないけど、S&Mショッピング・センター横の通りの向かいにあった南国的佇まいの正華茶餐室のあんまん(豆沙包子)や鳳凰餅家の色とりどりの饅頭や露店で生蝦雲呑ヌードルに舌鼓をうったりしてた。
 《上海書局》、《大将書行》というちゃんとした本屋が二軒あった。あれこれと人民中国とは又別様の本をあれこれ漁っている内、奇妙な小冊子を見つけた。
 ひょっとしてタイでも売られてたのかも知れないけど、大伯公なるシンガポールで信仰されている財運神に準拠した、《 萬字通勝 》とか《 最新 千字文図解書 》で、日常の様々な出来事や事物、夢解釈・夢判断によって吉凶を占う暦のようなものらしい。マレーシアにもあるTOTOや宝くじやなんかのギャンブルに援用されるのだろう。買った二種、本文は基本“朱”色で印刷。片方は倍のページ数だけど定価は同額RM1.20(マレーシア・リンギット)。山海経もどきの博覧図譜って感じが面白くてつい買ってしまった。

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                                                                                 《 看図識字 》の方はバンコクで買ったもの。                 
 15バーツ。初等の中国語の教科書というよりも副読書や識字絵本ってところなんだろうけど、如何にも古色蒼然として現在の華人少年少女の為とは到底思えない。
 漢字の右横にある一番上段が中国(人民中国では使われてないはず)発音記号、中段が標準(北京語)発音のタイ語読み、下段が潮州語あるいは広東語発音のタイ語読み。左上はタイ語。
 タイでは同化政策とやらで中国系( タイでは昔からの中国系の人々を華人と呼ぶらしい )の中国語教育が長年憚られてきたらしいけれど、最近は小中教育の中に英語と並んで中国語を学べるようになったという。ますます高まる中国との貿易関係の影響が大きいようだ。バンコク市内歩いてみると華系商店の看板が溢れていて、タイにおける中国系の関係とポジションが分かったように思えてしまうけれど、タイは又独特の移民と発展の仕方があるらしく、端的にブルース・リー主演のカンフー映画《 ドラゴン危機一髪 原題:唐山大兄 THE BIG BOSS 》なんか分かり易い。( 主人公のモデル・鄭朝安(タン・チャオアン)って20世紀初頭の実在の人物って話しもあるらしい。)


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