中国 農歴 カレンダー

面倒なんだが、久し振りに日めくりカレンダーを使うこととなった。
所々にある絵付きが気に入っての大判の中国・農歴カレンダーなんだけど、吉凶占い風の謎めいた文字や図柄で細々と埋め尽くされていて一見中々面白そう。
カレンダーの頭の背に、朱地に黄色の文字で『 正宗精品擇吉日暦 』と記されていて、擇吉日とは択吉日、つまり吉日を選ぶってこと。
尤も、占い趣味はからっきしない。
専ら、土俗的なキッチュ感が好きなだけで、インドのもそうなんだけど、サムシング・エルス、子供っぽい好奇心をくすぐるのだろう。

さすが中国、イスラム系の回族も多数居住しているからか、ヒジュラ暦まで載っている。
1437年、今月(3月)は、イスラム暦じや、JamadilAwal=5月。
平日はグリーン、土日は赤(朱)。
今日5日(イスラム=ヒジュラ暦25日。)は、“農歴丙申年正月大”とあって、“星期六”(土曜日)、池に飛び込むカエルが池に飛び降りる絵のところに“啓蟄”(実際は、“驚”の簡体字が使われている)と記されている。初春の暖気に土中の虫たちが這い出てくる季節つて訳で、確かに、わが南西辺境州は青空も拡がって小春日和。あっちこっちの庭先に紅白の梅・桃の花が小さな花を咲かせている。

《宜》と《忌》の項目が左右に配されていて、《宜》には婚姻・祭祀・取魚等が列挙され、《忌》には裁種・出行の二つ。
《時辰・吉凶》の欄には、干支(子が23~01時)に対応した時間の下に、それぞれの吉凶が記された2時間単位の吉凶表。えらく細かい。
右端には、《毎日胎神》というのがあって、妊娠関係の事柄らしい。
後、《擇吉須知》=吉日を選ぶ心得、《周公解夢》=夢占いってのもあって、古代中国の王朝、周の周公旦がまとめさせた夢の解釈大系。
夢見 : 月亮 解 : 一切会順心如意
月の夢を見ると、一切が思うがままになるってことなのだろう。
しかし、子供の頃から、月の夢なんてとんと見た覚えがないなー。
《今日八字》ってのもあって、八字ってのが四柱推命の範疇らしい。
四柱推命は、古代中国で創始され、生年月日時をもとに命式と呼ばれる表を作成し、八字の組み合わせで、その人の性格や運勢などを占うようだ。
《貴人時》 貴人は天と地との間を往復し、四方を規則的に巡るとされ、天一神(貴人)のいる方角を犯すと祟りがあるとされた。その忌むべき時間帯が示されていて、今日は“子戌亥”の刻となっている。
《三合》と《六合》って項目もあって、どちらも占い関係。
《今日吉祥数》ってのもあって、これは宝くじやギャンブル向き。
農暦って農業用じゃなく、旧習俗・習慣を色濃く残した農家の人々に重宝されていたのでの“農”暦という。ごく僅か農事に触れてもいるけど、基本やっぱり凶を避け、吉を求めての庶民的習俗の粋ってところ。


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