長く熱い夜のリロイ・ジョーンズ的反芻

中国農歴日めくりカレンダーの、7月7日は 《小暑》となっていた。
ネット検索してみたら、夏至の15日後、梅雨のそろそろ終わり頃で、徐々に本格的に暑くなってゆく季節という。小暑(あるいは大暑)から暑中ってことで、 《暑中見舞い》を出す時節でもあるらしい。確かに、我が南西辺境州は、このところ日中路上は35℃前後だった。(翌金曜からは雨天。)
もう15年以上前から年々気温が高くなってきていて、
「来年こそは、きっと40℃世界に突入するに違いない」
と勝手に確信し始めてもう5年ぐらい過ってしまって、単純曲線って訳でもないらしいのが分かってきた。
それでも、じわじわとやはり最高気温は上昇してて、極地の氷山が溶けつづけたり地球温暖化の進行、同時にもっと大きなスパンでの氷河期への深化という矛盾的並行って訳だけど、人類的犯罪としての地球温暖化がその氷河期をも突き破ってしまう地球破壊=人類自滅って、昨今のハリウッド映画の好餌となって久しい。
約50年ほど前、1967年7月12日、スパイク・リーの《 ドゥー・ザ・ライトシング 》宜しく長く熱い夜だったのか、ニューヨークの対岸ニューアークで黒人運転手に対する警官の暴力から、数十人が死に千人以上が負傷する一大黒人暴動が発生した。
大統領が黒人になってからも、この手の、警官による黒人達に対する、警官達の執拗な暴力(往々にして、KKKの全盛の頃と寸分も変わることのない白昼堂々の虐殺事件の形をとることも少なくない)って枚挙に暇がない。(つい最近も同様の事件が起こったらしい。)
確かに、構造的なものなのだろう。
この年、全米で黒人暴動が頻発することとなってしまうのだけど、このニューアーク暴動に、黒人解放論者・詩人・音楽評論家のリロイ・ジョーンズ(後、アミリ・バラカに改名)も関わっていて、逮捕されたあげく撲殺されかかったという。この5日後の7月17日、ジャズ・サキソフォーン奏者・ジョン・コルトレーン(当時、一部のミュージシャンや青年たちにとっては、“神”的な存在だったようだ。)が逝ったり、この1967年の7月って、米国黒人ムーブメントにおいて、象徴的な年月(ねんげつ)。
リロイ・ジヨーンズのこの奴隷の勲章論とでもいうべきフレーズ、如何にも彼らしく気に入っている。
そんな彼もすでに帰らぬ人となってしまったが、肝心の米国の黒人達って、"良きサーバント"として大統領の勲章まで白人旦那達が気前よく呉れる御時世になつても、基本、半世紀前と変わることのない劣悪な境遇に貶められつづけている。
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