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2020年2月19日 (水)

 イエメン 旅先のポストカード

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 ( イエメンの首都・サナアの旧市街タハリール広場のイエメン門=Bab-Al-Yemen)

 

 

 1997年1月下旬から一ヶ月ちょっとイエメンに滞在した。
丁度ラマザンの時期で、ボンベイから空路で国際的港湾都市アデンに入った。
その数年前の南北勢力による内戦の余燼が、ひょんなところ、南北の空港=イミグレにまで波及し、一介の貧乏旅行者に過ぎない当方まで巻き込まれてしまって、うんざりしながら出国することになってしまったものの、とりわけ南部アデンでの想い出深く、それでも記憶も薄くなり屈託なく接してくれた青年たちの顔々もすっかり風化し曖昧朦朧なものとなって既に久しい。
 冬だったのでそれでも何とか凌げた暑熱的陽光に照らし出された火成岩の岩山・シャムシャーン山とアデンの港、旧市街風味の残ったクレーターの街並・・・否、クレーターの通りの記憶はさすがに霧散してしまい、泊まった安宿の暗い室内と温い風を掻き混ぜるだけのファン、そしてそれぞれの蹉跌的青春を生きる青年たちの記憶だけが残っているばかり。

 

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 ( サダ サナアよりサウジアラビアの方が遙かに近い。アル・ハディ・モスク)

 

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 ( "革袋で水を運ぶ女"と題されているだけ。勿論サナアやアデンなんかの都市部ではもう見られない姿だろうが、そもそもイエメン自体が水事情が悪過ぎて、早晩枯渇してしまうだろうと言われている。関係大国が何とかして呉れるのだろうか。)

 

 

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 ( 結婚式での記念撮影。短剣のジャンビーアとは別に長剣も。これは見たことなかった。)

 

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 ( 水煙草パイプの職人。嗜好品としてカートの葉を噛むのでも有名なイエメン。北のサダの街では、両方の鬢のところが巻き毛になった独特の髪型のユダヤ系の銀細工職人たちを見かけた。代々そこに住んでいるのだろう。)

 

 

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 ( サナアの南東に位置するシヴァの女王の都。"太陽神殿"とハガキには記されているけど、実際は<月神殿>。柱の数が異なるので一目瞭然。ここは滞在日数の関係で、シバームの町同様訪れなかった。)

 

 そんなイエメンも、いよいよ南北の対立、それに群がる大国の介入・工作等でいよいよ混沌とし、うち続く内乱的迷走に疲弊しきった民衆たち。つい最近にも、アデンを巡って暫定政権と南部分離独立派の軍事的相克がニュースにもなっていて、かつてのあの青年たちは如何しているのだろうか。
 そんな大国の尻っペタにくっ着いて、見透いたさもしい策謀を匿して、アデン(沖)に派兵を決め込んだニッポン権力。眼と鼻の先の欧米(ニッポンもって話しもある)が有害(核)廃棄物質を大量に放擲したソマリア沖近海で・・・そんな汚染されたマグロを嬉々として頬張るグルメ大国もあるらしい。

 

 

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