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2022年3月の2件の記事

2022年3月23日 (水)

カルカッタの朝のチャイ屋  旅先の一枚の写真

Calcutta1993

 

 

 

 何の変哲もない如何にも旅行者が撮ったスナップ写真ってとこだけど、当時はまだ、英国植民地時代の名称カルカッタのままで、植民地主義大英帝国の残滓たる色褪せ朽ちた赤レンガ造りの洋館があっちこっちに佇んでいた。
 悉皆、燻み切った街だった。
 如何にも古色蒼然とした巨大なインド博物館脇の一画、バックパッカー達の溜まり場、サダル通り界隈。
 パラゴン・ホテル、マリア・ホテル、モダン・ロッジ、サルベーション・アーミー(レッド・シィ―ルド・ゲストハウス)等の安宿が軒を連ねていた。とりわけパラゴンはベッド・バグ、モダン・ロッジは鼠の出没で有名だった。
 当方は、大抵パラゴンに泊まった。
 フルの時は、隣のマリアで空き待ち。
 日本人も白人も多かった。
 カルカッタは地理的に湿気が強いようで、パラゴンはもろその影響を受け、布団が湿りがち。陽当たりの悪い部屋は嫌われたものの、何しろ泊り客が多く、順番待ちってことになってしまう。当方はシュラフ(寝袋)を敷いた上で寝ていたので、それほど害を受けることもなかったと記憶している。

 

  
 写真は、サダル界隈の路地のチャイ屋の恐らく朝の光景。
 背後の建物はひょっとしてモダーン・ロッジだったろうか。定かじゃない。
 客の大半は地元民達で、外人は少ない。
 左に映っている少年は、主に、注文受けたチャイを6~8杯のグラスを収めるホールダーで運ぶ仕事に従事してて、インドのチャイ屋では普通の光景。田舎から連れてこられた勤労少年ってことで、インド風丁稚奉公。勿論、他の大人のスタッフ同様、店を閉めてから店先で寝起きする。
 ここに坐ってチャイをチビチビ飲んでいると、所謂中産階級以下の種々様々なインド人達の人間模様が間近で見られる。クローズドな建物の中じゃなく、オープン・エアーの開放的な雰囲気が好い。

 

 

 三十年の歳月を経てインド版“ 改革開放 ”宜しくとっくに小奇麗な通りと化してしまっているのかと、YOU TUBEで確かめてみると、サダルのパラゴン・マリアなんかが蝟集した一画は、そんなに変わってはいないようだったけれど、パラゴンなんかは落魄の趣きすら呈していて、コロナ禍の影響なんかでか、いよいよ危うい気配。

 

2022年3月13日 (日)

スポーツマン・シップの真っ白い百花繚乱

Opium-war-a

 

 アングロ(サクソン)同盟の枢軸国の一翼を米国と担う英国が、EU(欧州共同体)から離脱した辺りから、これ見よがしな、なりふり構わぬ矢継ぎ早な新モード(世界体制)展開の果ての、今回のロシアのウクライナ侵攻ってところだろうか。
 その伝でいけば、英国のEU離脱は、そもそも最初から準備予定されていたものってことになってしまいかねない。

 

 

 北京オリンピックの際にもそうだったけど、今度のロシアのウクライナ侵攻で、米英を中心にしたアングロ同盟とその衛星・外縁諸国、つまりいわゆる西側諸国の、戦前の帝国主義列強の頃と寸分も変わらぬ所作に、それが堂々とまかり通る凄さなのか救いようのなさなのか、今更の如く、辟易してしまう。

 

 スポーツは国境を越える !! 

 

なんて元々白々しいばかりの空言・虚言でしかなかったが、
それをさも得意げに高言し吹聴して廻っていた当事者達が、
モスクワ・オリンピックボイコットで、
その絵に描いたような虚偽性を顕わにした後すら、
空前絶後に、ぬけぬけと、
スポーツは国境を越える !!
と嘯(うそぶ)き続けた。
そして、今度の北京オリンピックでの、
アングロ同盟を中心とした、
あきもせずのボイコットや誹謗中傷キャンペーン展開。

 

スポーツは国境を越えたこともないし、その気はもっとないってことが金輪際的に明らかになっただけ。
何故、彼等は心にもない嘘を平気で共同謀議的に世界に発信しつづけるのだろう。

 

 

 戦前、その帝国主義列強( ロシア帝国・大日本帝国も含めて )にさんざん喰いものにされてきた中国も、もはやその列強に伍して人後に落ちない列強国になって久しいのだけど、戦前の大日本帝国がそうだった如く、当時の日本より強大国となった新参中国を何かと眼の敵にして憚らぬ既存欧米列強。

 

 

 端的に言えば、人口14億の中国人達が、ようやく食うや食わずから、普通に欧米人達並みに食べれるようになると、世界の食料を全部中国人に食べ尽くされてしまうんじゃないかと強迫観念に囚われ、“黄禍”宜しく憎悪の念を滾らせてしまう、何とも度し難いさもしさ・・・それが彼等欧米列強群の心性でありモラルなんだろう。
 実際、彼等の歴史がそれ以外の何ものでもないことを証し続けている。それも、リアルタイムに現在進行形として杳として終わることもなく。
 

 

 中国ばかりじゃなくタイにも戦前から阿片窟を強要しかなりの数の阿片窟をタイ政府に作らせ、自国植民地産の阿片を買わせ続け巨万の富を収奪した大英帝国。
 戦後になってさっさと引き上げるのかと思いきや、いつまでも居座り続け、最後の一滴までタイ人達の膏血を吸い尽くし喰いものにせんと搾取のかぎりを尽くした、正に海賊国家の正体剥き出しの悪逆とさもしさばかり。
 アングロ同盟的性根とはそんなもの。
 かのアーサー王と魔術師マーリンも顔を灼熱の如く真っ赤にして、大英帝国を指さし、奴ら、後から大陸からやってきたアングロ・サクソン輩のやりそうな所作と唾棄しかねない。
 

 

 要は、戦前と、あるいは戦後の東西冷戦構造と寸分も変わらぬ、帝国主義列強の新・植民地争奪戦あるいは自国権益増長のための陰謀術数ってことで、それを出るものじゃないってことだろう。
パレスチナやアフガン等、その生贄にされた国こそいい迷惑、悲惨この上ない。

 

 

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