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2022年12月10日 (土)

ガネーシャ  旅先のフィギアー

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かつて京都を訪れた折、とある西陣近辺の入り組んだ路地=辻裏の一角に、桜花咲き綻んだ奥に燻んだ祠堂が佇む小さな寺院があって、休憩がてら仄暗い境内に這入ってみると、奥の祠堂に大聖歓喜天の額があり、隙間から覗いてみても暗々として歓喜天の象形も定かでなかった。
 後で、正面の門を確かめると、弘法大師が開基の、大聖歓喜天尊を本尊とする真言宗・雨宝院(うほういん)とあった。古には大伽藍を誇る大寺であったという。

 

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 歓喜天といえば、ヒンドゥー教じゃ、ガネーシャ。
 インド中どこででも目にする庶民に密着した、それこそ庶民の救世主=ガネーシャ、民衆の主=ガナパティ。
 民生に密着した現世御利益の神らしい。
 何しろ、日本でも、インドでも、二股かけるような祈願をすると、むしろ禍根災厄を呼び込むこととなるという、インドでも、願掛けの場合、絶対に他の神の後に念じてはやはり御利益どころか禍しか結果しない『業の強い』神という。手順さえ間違えなければ、甚だ有難い果報が得られるってこのようだ。

 

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 シヴァ神とパールヴァティー女神の間に生まれた長男とされ、自我(エゴ)やその煩悩的産物によって生じた苦からの解放、除災厄除・財運向上で、様々な障害を乗り越える手助けをしてくれる神。
 象面の太鼓腹した四腕のガネーシャ象は愛らしく人気があって、インドを訪れた観光客にとって、一番抵抗のない土産物に違いない。
 当方も、自室に何体か飾っているけど、別に何を祈念するわけでもなく、もっぱら宗教的雰囲気を漂わせたエクゾチック・フィギアーとして棚上に勿体ぶって鎮座させていて、時折気紛れにコーン・タイプの香を焚いてみるぐらい。
 

 

 

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 シヴァの古都バナラシ―だけじゃなく、朱色に溶けたようなガネーシャ象ってのも稀にインドの路地裏なんかで見かけたことがあって、あの不定形なガネーシャ像はおどろおどろしいまでの数多の人々の種々様々な沸々とした祈念に年々溶解してきたようにも思えてしまう。
 ガネーシャ・ガナパティとえば、ニューデリーのコンノートで買ったミュージック・トゥデイ・シリーズのアシュウィ二・ビッデのバクティマラ・シュリ・ガネーシャが、当方の定番。( YOU TUBEでも試聴できる。Bhaktimala Shri Ganesh )

 

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