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2024年2月 7日 (水)

旅先のバッジ ( 中国編 ) 

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 国内の旅ではそれほどでもないけど、海外の旅じゃ、店頭に並んだ見慣れぬ果物や商品あるいは旅行者相手の記念グッズみたいなものに思わず好奇の眼がゆき、エキゾチックな雰囲気にチープな旅の醍醐味を満喫したりの、考えて見れば、何ともチープ、安上がりなパッカーではあった。
 遙かガンダーラやガンジスの河畔で、行き交う異貌の人々を眺め、あるいは夜空に日本列島と同じ三日月やオリオンを見上げながら、哲学的思惟に耽るなんて高踏とはずいぶんと乖離した通俗旅游となってしまって、日本でのあくせくをそのまま海外にまで引きづってしまった島国根性に、今更ながら愛想を尽かしてしまう。
 そんな旅先で見つけた留念的産物、その国独自の文化的シンボルともいえるバッジを並べてみた。

 

 

 三角と円の中国の宗教的バッジ。
 中国じゃ胸章と呼び、ここに並べた全部、一体何処で買ったのやら一片の記憶すら思い浮かばないけど、三角のは、少林寺で有名な河南省嵩山に行った際に買ったに違いない。
 余りに広くて、洛陽駅前から出ている地元民御用達のミニ観光バスだったので時間に制限があり、到底廻りきれず、広大な敷地内のあちこちに各高僧の高々と石墓がそびえていたのが印象に残っただけ。
 あれっ、ひょっとして、ジェット・リー、この頃、少林寺で修行してたんじゃ・・・等とミーハーに思いついたものの、そもそも彼は北京生れで北京の武術団体で学んでいたらしく、何よりも時代がもっと前だった。
 彼は北派拳法諸派の拳法を習得していたらしい。
 驚いたのは、彼はチベット仏教徒ってことで、そういえば、ラサ近郊の、チベット最古といわれるチベット仏教寺院サムイェ寺の建物の中に、少林寺の白衣殿・少林拳譜壁画に似た絵図があったのにも驚いた。チベット仏教と武術の取り合わせが余りにも違和だったからだ。

 

 

 

 丸いグリーンのバッジは、アラビア文字でイスラムのものなのは一目瞭然。
 真中のWに似た文字はアッラーを現す定型のようで、これは可成り省略されてて大抵はもっと色んな附随記号が美的に付いている。円周に沿った文字群の意味はさっぱり。イスラムの図像や旗は大抵グリーンを地にすることが多く、金色の裏側には《 清真記念 》とある。中国じゃイスラム=清真。

 

 

 これも一体全体何処で手に入れたのか・・・新疆ウイグル自治区は何度か訪れたけど、雲南にも州都・昆明なんかに清真・イスラム教徒は多く、独特の瓦塀に囲まれたモスクが街並みに溶け込んでいる。金髪・碧眼のウイグル系と些か異なるむしろ漢族系の相貌の回族も昆明はじめ中国中に分布している。中国には数千万人のイスラム教徒が居て、その半数が回族という。

 

 

 雲南省の古都・大理にも回族は少なくなく、清真寺=モスクも、道観と見間違うような造りの旧いものからコンクリの普通のものまであって、街角の伝統的な菓子屋も回族が営ってたりする。小商店の狭いウインドウの中に様々な種類の手作り菓子が並び、粉菓子のような食べる端からポロポロ零れ落ちるような如何にも素朴な、しかし昔ながらの味わいは嫌いじゃなかった。それこそ回族風味。
 そういえば、大都市・昆明の今はもうなくなった旧市街の、赤味の沸々滾る小碗の砂鍋米線の小店も、その隣の甘味屋も回族だった。当方にとって、昆明といえば、もう、その旧市街に尽きていた。再開発の一言で、綺麗さっぱり葬られ白亜のコンドミニアム群に変容してしまったが・・・

 

 

 

 棍仗様のものを構えた祭祀風の古装束舞人のバッジ、棍仗様のものを手にしているので、在来の民間の伝統的な祭祀のものじゃないのははっきりしている。これも何処で見つけたものだろう。
 ラサか、ひょっとすると隣国インドにダライ・ラマが亡命したダラムサラか西チベットとも呼ばれるラダックか。
 FREE TIBETのバッジならインド側だろうが、この祭祀舞踏風だからチベットでも売ってても不思議じゃない。ラダックのティクセ・ゴンパ(寺院)でオフ・シーズンに観た仮面舞踏は、オフなので殆んど外人旅行者は影も見なかったのが、この祭の数日間は、空路からなのか三脚とカメラを抱えた欧米人達が降って沸いたようだった。地元民ともども観客席は鈴なり。大きな仮面を被った僧侶たちが案外敏捷に舞ったりユーモラスに踊って見せたりで飽きることはなく、二日は観たと記憶している。
 

 

 

 

 

 

 

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