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2024年4月27日 (土)

旅先のチケット ラオス → ハノイ

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 ベトナム戦争時、米軍が、約60万回近く爆撃し、数億個のクラスター爆弾を雨あられとぶちまけ続け、現在でも無数の不発弾が残存しているというラオス。 アジア最貧国と称され、当時も現在でも、国際支援で作られた水力発電システムによって得られた電力が、主要輸出産品の一つという。

 

 

 1996年(平成八年)11月、タイのチェンコンからメコン川を渡って山岳国ラオスに入った。水路で古都ルアンパバン、そして空路で首府・ビエンチャンへ。
 正に、メコンと森林の国で、2週間という短期ビザ故に、じっくり観て廻ることができなかったのが返す返すも残念。尤も、後年、タイとの間に友好橋があちこちで完成してからは容易に行き来できるようになったけれど、やはり諸般の事情で再度足を踏み入れることはなかった。
 フエサイからメコンを東に向かった小さな集落パクベン( 昨今すっかり観光の町と化して小奇麗なホテルが林立しているようだ )辺りは、当時まだ時折海賊が出没したりする正にメコン密林山岳少数民族エリアで、秘境の残滓ぐらいの佇まいが残っていた。

 

 

 古都・宗教都市でもあるルアンパバンは、静かな森林に囲まれた町で、1週間滞在したけど、オレンジ色の袈裟を纏った仏僧たちの早朝の托鉢の行列や寺院なんかに興味を覚えたくらい。何よりも情報が僅少過ぎて、ようやく馴染んだ頃にはもう滞在日数の限界で、そそくさとビエンチャンに飛ばざるを得なかった。
 ビエンチャンは仮にも首府なので、都市的景観はこじんまりとしたものであっても整っていて、橋を渡った対岸のタイから日毎大量の物資や情報も送られてきて、朝の交差点じゃ、トゥクトゥクが横転したままになっていたり、真新しいバイクに乗ったタイと同じ白いブラウスに紺のスカートの女学生たちが颯爽と駆け抜けて行く。ルアンパバンじゃ、女学生の主流派は、定番の自転車だった。
 パンカム通りのパンカム・ゲストハウスにチェック・イン。最上階の窓なしのエア・コン付Wで10$。水量は少ないけどホット・シャワーつき。前が屋上の洗濯物干し場になってて、紐が縦横に張り巡らせれてぃた。そこからビエンチャンの町が360度見晴せ、建設中の大きなホテルが近くに見えるだけで、まだまだ高層ビルの類はないようだった。

 

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 ナンプ―噴水広場の先にあったベトナム・エアーラインの事務所で、ハノイ行の航空券を予約。ヴィザは四日で取れるというが、ハノイ行の飛行機が月・土曜の週二便しかなく、その時が月曜だったので、土曜の便にした。
 ビザ代=50$
 航空券=75$( ハノイ : サイゴン=ホーチミン・シティーだと110$ )
 

 

 ルアンパバンからはプロペラの双発旅客機で、時折伐採跡の覗ける森林地帯を見下ろしながら、首府ビエンチャンに飛んで来た。空港使用税300K(ラオス・キップ)。飛行機までゾロゾロと歩き低いタラップを昇ってゆくタイプ。
 三〇分ちょっとのフライトなので、さすがに食事のサービスはなく、キャンディーとコーラだけだった。何しろアジア最貧国たるラオスの航空会社なので、過度な物を期待する方がそもそも筋違いってもの。

 

 

 出国は、ビエンチャン国際空港から隣国ベトナムの首府ハノイへ。
 さすがにジェット機だったものの、ベトナム航空はボーイングやエア・バスなんかもあるようだけど、この便は、TU134A(ツポレフ)。ソ連製ツポレフなんて中々乗れる機会がないので、興味はあったはずが、日記には何も記められてない。
 座席は2×2。
 当方の後側の16Aの窓側席には既にベトナム人の親爺さんが当然のように坐っていて、幾らボーディング・パスを見せて説明しても、頑として動く気配もなく、騒ぐのも大人げないので隣の通路側の、その親爺さんのだろう席に坐る他なかった。
 さすがラオスといえども一応国際便なので、ハンバーガーとコーラの機内食は出た。短時間のフライトなので、むしろ慌ただしく、やっぱし沽券ってことなのか。
 4、50分ほどでハノイ・ノイバイ国際空港に到着。
 45キロも離れたハノイ市内に向かうミニ・バスの中でも、件の親爺さんと一緒になり、向うから笑顔で握手まで求められてしまった。

 

 因みに、ノイバイ空港使用税 5$
 当時のレート 1$≒1000K(ラオス・キップ)

 

 

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