シヴァ神の聖都図 map of kasi
もうかれこれ四半世紀前の、インドの代名詞の観すらある聖都バナラシ―( 昨今、ワーラーナシーと呼ぶ ) の絵地図。キッチュ感溢れた如何にも観光客向け、それもインド中からやってくる巡礼客向けのカラフルな絵柄表示のバナラシ―地図。この地図は些かくすんだ刷りだけど、ネットで見ると、現在でも売られている様で、同じものでも、色彩がもっとクリアーなものもあり、全然異なる絵柄の絵地図もあって、やはり人気商品なのだろう。
MAP OF KASHI とあって、カーシーはバナラシ―の古名。
ラジャスターン沙漠のオアシスの町プシュカルがブラフマー神の聖都であるように、バラナシ―はガンジス河沿いのヒンドゥー教の聖地であり、とりわけシヴァ神の聖都として有名。
この地図にも前面に描かれているダシャーシュワメード・ガートや薪の上に屍体を載せて焼尽するマニカルニカー・ガートが有名で、この辺りに巡礼・観光客が集中している。
当方の定宿は、基本、ヨギ・ロッジ。
ここは何しろホット・シャワーが出るし、ガンジス河(ガンガー)沿いに並ぶ階段状の沐浴場=ガートに向かうのに便利で、屋上には時折バンダル種( 日本猿に似た暴れん坊 )のサルがやってきたりもする。
すぐ裏に、ゴールデン・テンプルと呼ばれるシヴァ神を祀ったカーシー・ヴィシュヴァナート寺院があって、早朝、寺院のスピーカーからサンスクリット語のプジャ(?)ソングの歌声が響きわたって来る。曲は時どき変わり、最初の頃のは、妙なる女神的聖声ってところで、他のファラン(欧米人)たちが眠りを妨げられて罵ったり舌打ちしたりするのを余所に、間隔の狭いドミトリーのベッドの上で心地良く聴き入っていた。
5世紀に建てられたこのゴールデン・テンプル、イスラム勢力が台頭してくると、近隣イスラム帝国や国内イスラム勢力に幾度も破壊されては再建されてきたものらしい。
バナラシ―の図の外側の四囲枠にびっしり並んだ円の中には、シヴァ神に係る図像が描かれていて、手前真下には、シヴァ神のシャクティともいわれる女神たちが鎮座している。血塗られたカーリーやドルが-、パールヴァティ―、神妃パールバティ―の産んだ象頭ガネーシャとシヴァ一家揃った図まで。
インドのプリミティブな庶民向けの図像ってキィッチュ感溢れたもの多く、日本のインド物産屋の店頭ではまず見られないのが残念。
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