開門紅 中国農暦カレンダー
久しぶりに、中国農暦日めくりカレンダーを買った。
中国は旧祭日が異なるので、百円カレンダーも並べて使っている。
ハガキより二廻りほど大きく、薄い紙に基本緑一色で、土日と祭日は赤一色。中国も土日は公的に休日のようだ。
農暦故に、二十四節気当日にはその日に因んだ挿絵が載り、なかなかに、遙か夏時代からの伝統色的情緒溢れたものになっていて、飽きさせない。正に、時空を越えた日々の民衆の息吹そのもの。そもそもこの中国農暦日めくりカレンダーを買う気になったのは、そんな如何にも意味深な挿絵群と所狭しに記きこまれた吉凶卜占的な気と図絵だった。
農暦カレンダーといっても、色々種類があるようで、今回は《 香港・六彩人 》択吉日暦。カラフルな表紙も、七福神風じゃなく、丸々した唐子髷の恐らく男女童児。金玉財宝積み上げた、正に満玉金堂。
次頁の西暦正月一日(元日)も、黄金三昧。さすがに、元宝銀は見られない。彩的に映えないからか、否、やっぱし価格的に落ちるからだろう。
農暦じゃ、十二月の初二日。
「歳次乙巳蛇年」歳次は年廻り、六十年に一度の乙巳の年。この六十年は還暦とも呼ばれる。あの六十歳の還暦とははじめて知った。
月末の二十八日は、旧正月・春節の前日、つまり大晦日。
中国じゃ、除夕。
水曜の平日。祭日( 以前は祭日だったらしい )じゃないので、緑の単色のまま、翁と媼を真中に一家勢ぞろいの大団円。青年が「満堂吉慶 合家団円」の巻物を拡げて見せる。
「除陳(=塵 )布新」
除夕は、日本の除夜と同じく大掃除をし、北方は家族団欒で餃子を作って食べたり、南方じゃ魚鍋や日本と同様餅を食べ、年越しをする。新年を迎えると、寺院の梵鐘を聴き、もはや社会問題にもなって久しい爆竹を鳴らす。
門扉にはお決まりの春聯・門神・年画を貼る。
子供達は、お年玉=紅包・圧歳銭を貰う。
硬貨は駄目で、必ずピン札の紙幣。間違っても、“4”の数字の入った額の紙幣は、禁忌もの。“4”の発音が、日本と同様“死”を現すかららしい。験が悪いってところなんだろうが、日本じゃ、昨今そこまでの拘りはない。只、4はどうにも中途半端過ぎて、貰った子供達も、きょとんとしてしまうに違いない。
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